村田川ウォーキング

フィットネスおやじの遊歩道

村田川ウォーキング

村田川ウォーキング

千葉県を流れる二級河川村田川の水源をスポーツクラブの面々とウォーキングを兼ねて探ってみました。
毎年3月に私が通うスポーツクラブの友人が携わる『千葉市遺跡発表会』が行われ、毎回ご招待いただき、楽しみに拝見させていただいております。
私の住む町や近隣の遺跡に関するこの遺跡発表会。この発表会での発表の中に出てくるキーワードで気になっていたのが私が住む町や職場近くを流れる『村田川』という二級河川。歴史的文化に河川はつきものですかね。
発表会で同席させていただいたスポーツクラブの先輩方と「そういえば村田川の源流って何処なのだろうか?」という疑問から「ではウォーキングを兼ねて源流を突き止めてみようか!」という話になりました。
私も昔から河川の源流を知るということに興味がありましてね。机上旅行というのでしょうか、地図で追うだけでも楽しくあります。
本当でしたら信濃川や利根川、アマゾン川やナイル川などの大河での源流への旅なんて憧れますが、現実的な線で実行は、その村田川で。。。(小規模?)
我々の住む町からですと、源流までおよそ10kmくらいのウォーキングコースかと思っていました。(河口からさかのぼるのは行程的に手間なので)ウォ−キングとしてはいい距離ですよね。ウォーキングというよりはお散歩ですかね(笑)
このような経緯から企画したスポーツクラブの方々と行く、村田川ウォーキングのお話しです。

 From N。。。

市原市瀬又の鯉のぼり

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村田川ウォーキング
村田川ウォーキング概要
 
冒頭にも書きましたが、今回のウォーキングは、自分達の住むほんの近所でしたので、コースなどあまり調べず、しかも地図も持たず、川沿いの管理用道路をお散歩ライクに歩いて「概ね10km程度のウォーキングになるだろう」と予想していました。
時間的にいいますと、3〜4時間ほどの所要時間かと。
しかし、瀬又(千葉県市原市)より上流は、管理用道路がありませんでした。
 
川に沿って歩いていたつもりが…どんどん山の中へ入っていき…お散歩というよりはトレッキングのような感じとなりました。
この状態、どちらかといいますと、私は好きですが。
地図を持たず、野性の勘で(?)試行錯誤しながら進んでいく…好きですね(変ですかね?)
ま、迷ったとしても、近所ですし、もしもの事があったらサポーター役で待機している人に連絡して迎えにきてもらうという形をとっていました。
 
そのような感じに迷いながら進む中で、長年生活圏にしている地域に「こんなところにこんなものがあったのかぁ〜」という発見もありました。
(↓多少ドラマチックに脚色して書いていますので…笑)
 
出発〜瀬又地区
 
スポーツクラブ(千葉市緑区)を出発し、途中参加者と合流しながら、第一の集合場所の瀬又(市原市)
この瀬又で市原市に住まわれる方々とも合流し、ここで全員が揃い、上流を目指していきます。
この瀬又までもスポーツクラブから歩くと、1時間ほどかかりました。
 
5月5日のこどもの日に今回のウォーキングは行ったのですが、瀬又はお祭りをやっており、大賑わいでした。
ヤキソバやおでん、餅つき、和太鼓など、我々は源流を目指す事を忘れ、食べながらすっかりお祭り見物。
我々以外のスポーツクラブの会員さんも多く見物にいらしていました。
普段はここも静かな所なんですけれどね。
 
スポーツクラブを出発して1時間ほどでやっと村田川に出ました。
車ですと、あっという間なんですけれどね。
 
川に沿って通ってる道が管理用道路です。
ここより河川に沿って上流へ歩いていきます。
 
(市原市 ちはら台にて)
瀬又(市原市)付近ではお祭りの気配。
橋の上は大勢の人が。
和太鼓でした。
 
見てると打ちたくなるような。。。(あと3○年若ければ仲間に入れた?)
お餅つき。
 
こちらは年代的に仲間に入れそうでしたが、この後のウォーキングを考慮して志願せず、念のため体力温存。(なんだかんだ言って、守りに入ってます)
 
瀬又を出発
 
華やかで楽しい雰囲気に気付けばここで1時間ほど時間が経ち…
「源流を目指さねば!」
ふと、皆我に返りました。
ここでビールに手を出さなかったのが勝因かと思われます(笑)
しかし、ちょっとここで時間を使い過ぎ、予定のある方々(女性陣)は瀬又よりほんの少し上流へ行った所で、帰ることとなりました。
後で思えば、その先は、引き返しずらい悪路の山道でしたので(トイレもありませんし)それはそれで結果的によかったのではと思っています。
 
コンビニで食料や水を調達し、賑やかな瀬又を後に源流を目指します。
瀬又の上流、わずかな所で管理用道路がなくなっていました。
 
田んぼの畦道を川を意識しながら歩き、いつの間にかドロドロで足元の悪い山道へ…
どのくらい歩いたのか、山を登って行き、村田川のせせらぎも聞こえなくなりました。
携帯電話のGPSで確認しましたが、道の表示も村田川の表示もなく…
山道には、結構大きな犬と思われる足跡もありました。野犬がいるんですかね。
 
山道も細くなり…そして行き止まり。では違う方へ…ここも行き止まり…
そんな事を幾度か繰り返していました。
 
野性の勘で迷いながら歩いていくと、有料道路に出ました。
GPSで確認しましたら、この有料道路を歩いていき、高架橋を渡れば道がありそう。ということで、ビュンビュン車が走る高速道路のような有料道路の高架橋を追われるように走って渡り、ここで再度村田川にめぐり会えました。そして再び千葉市に入りました。
(ちなみにこの有料道路は、自転車も通行できます。料金は取られますが)

 
蛙。
随分捕まえたねぇ。
きっと、ヘビもいるね。
右手に川の存在を意識しながらもどんどん山道へ。。。
完全に村田川からはぐれてしまいました。
我々はどこに行くのでしょう。
気の向くまま、足の向くまま。
野性の勘で、迷走。。。

偵察隊(一人ですが)が先を確認に走ります。
車両の轍がちょっとした安心材料。
ありゃ!ここも行き止まりだ。。。
渡ってきた有料道路の高架橋。
怖かった〜。
こういう時は、みんな走るの速いね。
 
再び千葉市に入りました。
そして、再び肝心な村田川にも出会えました。
 
大藪池
 
村田川にめぐり会えて暫くすると、川は二股に分岐していました。
分岐といいますか、大きな水路が縦排水のように村田川に流入しているという状態ですね。
その流入水路の先の方をみると、調整池のような構造が見られました。
何かありそうな気配もあり、この時点で少し遅い時間となっていましたので、今回我々は村田川本流から離れこちらの水路の上流を目指すこととしました。
 
そして、水路沿いを登っていくと、なんだか住宅が多くなってきました。
山の中からごく普通の住宅街へと。
民家の軒下を通るような感じで、水路を登りきると…大きな池が目の前に現れました。
 
この池は大藪池というそうです。池の周囲には遊歩道(管理用道路?)もありました。
遊歩道は1周2.5kmほどかと思われ、ジョギングや散歩されている方の姿も多くありました。
緑の香りが心地よく、空気がとてもキレイで起伏がなく、ジョギングにはよさそうです。
ですが、外灯もないようでしたので、時間帯によりますね。
桜の木が多くありましたので、桜の季節になるとここは素晴らしいかもしれません。
私はこの池の存在をこのウォーキングを企画するまで知りませんでした。
 
この大藪池の遊歩道を歩き上流を目指します。
 
そして、おそらく上流端と思われる大藪池の北端に到着。
そこに木のテーブルとベンチがありましたので、ここで遅いランチとすることとしました。
 
 
目の前に現れた大藪池。
(千葉県千葉市緑区越智町)

 
越智はなみずき台団地の調整池兼農業用水とのことです。
大藪池。別角度から
 
夏には蛍も舞うそうです。
空気がキレイ。全員がまずそう感じました。
 
 
湧き水(源流発見!?)
 
このウォーキングを企画るすのにあたり、多少は予習し、その際にこの大藪池の存在も知ったのですが、この大藪池には千葉では珍しい湧き水があるという話も知りました。
大藪池の遊歩道を歩いている際にその湧き水がありそうな場所を気をつけて探していたのですが、それらしいものはなく。。。
「どこにあるのだろう」と考えながら木のベンチで弁当を広げていますと、地元の方と思われる人が自転車で池より北側へさらに山の中へ入っていきました。
暫くしてもう一人、自転車で山の中へ入っていく人がいましたので、呼びとめ「この辺りに湧き水があると聞いたのですが?」と尋ねてみましたら、大藪池の北端より更に山の方へ入った所にあるというお話でした。
そして、「水深が深いので気をつけるように」とご忠告もいただきました。
 
弁当を食べ終えると、我々は息をふきかえしたように大藪池を後に更に上流へと進みます。
っと、気合は入ったものの100mほど行くと水溜りのようなモノが目に入ってきました。
「もしかしたら、これかな?」
近づいてみてみると…
 
 
あらま!砂が噴出していますよ!
数秒の時間の間隔をあけ、結構な勢いで砂が噴きあがってきてます。
 
湧き水。
 この湧泉は、「大釜・小釜」と呼ばれているそうです。
 
水深は、2m以上ありそうです。
静止画なので、伝わりにくいのですが、ほんと砂が噴きあがってきます。
中央の白い部分のみならず、その周辺にも複数小さく湧いていました。
周囲の砂のキメは細かく、水は冷たい〜!
湧き水と大藪池を結ぶ水路。

う〜ん、源流らしい理想的な雰囲気ですよね。


周囲は懐かしさも感じられる風景でした。
里山というのでしょうか。
このまま、枯れずに残っていってほしくあります。
とりあえず源流に到達!
 
湧き水を見て感動してると…
なにやら聞きなれた音がしました。。。
間近に列車が走る音です。
我々がよく利用するJR外房線の走る音が近くに。。。
野を越え山を越え、たどり着いた源泉の場所は…我々の住む町の近くにありました。
映画「猿の惑星」のエンディングで自由の女神像をみた主人公の気持ちが少しわかったような(笑)
結構遠くまで歩いて行ったかのような気がしましたが、生活圏へ戻ってもいたようです。
 
後に通ったルートを調べてみましたら、かなり大回りもしていました。
歩行距離は少なく見積もっても15km。
全行程の所要時間は、7時間。
体重は…あまり減っていません。。。
 
けれど、この迷いながら歩いていくことで、長年住む地域での新しい発見や体験が多くありました。
そして、村田川のひとつの源流を実際に見ることができました。
住宅街の下にある大藪池は、車両では入っていけず、周辺に駐車できるような場所もなく、やはり歩いて(ウォーキング)で行った者だけが見られる特権ではないか。
っと、自分達に言いきかせています(笑)
 
地元の方のお話ですと、村田川の源流の散策であれば、「ここが一番感動するよ。他はちょっとね…」ということでした。
その方も村田川水源を散策されたそうです。
 
その言葉をとりあえず胸に(聞かなかったことにして)今回は一つ目の源流ということで、我々は更に村田川本流をさかのぼることとなるでしょう。


今回のお話に出てきたポイントの位置図。
瀬又〜大藪池(湧泉)
 
歩いた(ウォーキング)ルートは…
と、とても恥ずかしくて書けません。。。
 
ちなみに、河川は、上流から→下流を見て、右側の岸が「右岸(うがん)」、左が「左岸(さがん)」と呼ばれます。
 
今回は、瀬又を出て右岸側(村田川を挟み地図の上側)を辿っていきましたが(で、迷ったのですが)左岸側を辿れば容易なコースだったのではと思っています。(それでは面白くないような気もしていますが)
 
おまけの話(余談)
 
村田川ウォーキングを終えて数日後…
 
村田川ではないのですが、私は仕事で川の中をウォーキング。
距離は6km。これでしたら道に迷う事はありません。
水の抵抗(負荷)がちょうどよく、トレーニング的によい。
 
あ、…もちろん仕事がメインですよ。
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