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硬水(こうすい)と軟水(なんすい)の違いって…何? |
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硬水、軟水とは、その名の通り、水の「硬度」が高いか、低いかにより区別されます。
その硬度とは、水中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を、それに対応する炭酸カルシウム量に換算し、1リットルあたり何mgという単位で表示されます。
カルシウム硬度とマグネシウム硬度をあわせたものを硬度と呼びます。
硬度にはアメリカ硬度(ppm)とドイツ硬度(dH)があり、計算方法、表示数値共に異なります。
一般的にはアメリカ硬度が広く用いられています。
1dH=17.8ppm
一般的に硬度が100ppm未満を軟水、100ppmから300ppmを中硬水、300ppm以上を硬水と区別されています。
参考:世界保健機構(WHO)のガイドラインによる基準ではこのように分類されています
(mg /L = ppm)
区分 |
硬度の値 |
軟水 |
0〜60mg /L |
中程度の軟水 |
60〜120mg/L |
硬水 |
120〜180mg/L |
非常な硬水 |
180mg以上/L |
水の硬度の算出方法(アメリカ硬度)
硬度=カルシウム濃度×2.5+マグネシウム濃度×4.1
硬水で有名なContrex(コントレックス)を例に計算してみますと…
カルシウム=486 マグネシウム=84
=1559(非常な硬水となります)
−特徴としては−
・硬度100未満の軟水は、炊飯や和風の出汁をとるなど日本料理全般、またお茶を煎れるのにとても適しています。
逆に硬水で炊飯をすると米にパサつきが出たり、お茶の味や香りが十分に引き出せなくなる事もあります。
このように、みそ汁、お米、お茶など、日本の伝統的な飲物、食べ物は「軟水」をつかうと、美味しく仕上がります。
日本の伝統的な食文化は、「軟水」の多い日本ならではのものというところでしょうか。
・硬度100〜300の中硬水は、洋風の出汁をとったり、煮物や鍋物への使用に適しています。
・硬度300以上の硬水は、スポーツ後のミネラルの補給や妊産婦のカルシウム補給、そして気になるダイエットや便秘解消にも大きく役立ちます。
コーヒーを煎れる際には、軟水で煎れた場合は味がマイルドになり、硬水では苦味など風味が強くなる傾向のようです。
こちらは、お好み次第というところでしょうか。
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pH値とはアルカリ性か酸性かを判断する数値です。
ラテン語でpounds Hydrogeniiであり、poundsは重量を意味し、Hydrogeniiとは水素を意味します。
以前は「ペーハー値」と呼ばれていましたが、最近では「ピ−エッチ値」と呼ばれる水素指数の略号です。
値は、7.0が中性の基準で化学的中性値とも呼ばれ、それよりも高ければアルカリ性、低ければ酸性と区別されます。
ミネラルウォーターは5.0〜9.0の範囲内におさまるものが多く、6.0〜6.9までのものを弱酸性ミネラルウォーター、7.1〜8.0までのものを弱アルカリ性ミネラルウォーターと分類されています。
日本の国内の水は6.5〜7.5の範囲内のものが大半のようです。
健康面からは、酸性、アルカリ性濃度の低い6.0〜7.5が適していると言われています。
弱アルカリ性のミネラルウォーターはー血液の濃度に近いことから体内に吸収されやすく健康維持に効果的です。
また、弱酸性のミネラルウォーターは肌表面のpH値に近いことから肌になじみやすく化粧水としてとても適しています。
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水は一つの水分子(H2O)ではなく、いくつかの水分子の水素結合によって結びついた構造になっています。
このような水分子の塊(かたまり)が「クラスター」と呼ばれています。
非常に小さなクラスターは、微量のミネラルと共に細胞のすみずみまで浸透し、細胞の栄養素の吸収および老廃物の排出を促進させます。
それは細胞の活性化へとつながり、肌には潤いを与え、免疫力の向上、病気の回復や精神の安定など、心身の健康状態に良い影響が期待できます。 |
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海洋深層水とは、大陸棚より沖合で光合成に必要な太陽光が届かない、水深約200m以深にある海水をいいます。
深度200m以深では太陽光線はほとんど届かず、海水の温度は低温で水質悪化の原因になる有機物の濃度が低く、大腸菌や一般細菌による汚染がほとんどありません。
陸や大気からの化学物質による汚染の可能性も少なくなっています。
また、その水はミネラルなどがバランスよく豊富に含まれています。
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天然には堆積岩中に分布する原子番号23の元素。単体では銀灰色の固体金属。
1830年、スウェーデンの科学者セブストレームが発見し、北欧の美と愛の女神「バナジス」にちなんで命名されました。
健康への働きは
脂質を代謝したりコレステロールの合成を抑制する作用が確認されています。
また、最近の研究ではこのバナジウムが糖尿病の治療に効果があるのでは?と囁かれて注目を集めています。
そのバナジウムを豊富に含む水を採水できるのは、日本では富士山麓の限られた地域だけと言われています。
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